生命が羽ばたくとき

初恋は光輝でよかった。



この初恋は忘れない、忘れるわけがない。



「だから私はこの気持ちに蓋をする。鎖で縛り付けて、一生この気持ちは出ないように」



そんな軽い女じゃないからさ、私は生涯光輝を想いながら生きていくんだな。



こんな重い女も、光輝は絶対に嫌いになるからさ。



「……だったら咲は、あたしにも恋をするなって言ってるの?」



ウキウキ、ワクワク、のような軽い空気から一変し、どんよりと重い空気に変わった病室。



そんな静まり返った空気の中、未桜が口を開いた。