生命が羽ばたくとき

大の大人と、仮面が壊れたばかりの鳥は、静かに涙を流した。



音も立てず、声も上げず。



私は翼を広げて、飛び立つ準備をする。



「な、なにこれ……?」



お互い興奮は収まり、私は手で握っている紙に気づいた。



「それよりだるせん学校は?」



「冬休み。10日寝てた」



「どうりで喉が乾くわけだ」