やがて少年は仮面を自ら外し、本当の自分を周りに晒しました。



周りは少年を受け止め、少女はとても微笑ましく見ていました。



しかしある日、少女は勇気を出しました。



「弱虫でも弱虫なりに努力はしている」



少女は飛び出した男の子を守って、代わりに事故にあったのです。



少女はその言葉を残して、遠い空の彼方へ飛び立ってしまいました。



残された少年は、少女の勇気とその笑顔を受け継いでいくことを決めました。



心に決めた人は、あの少女だけ。



少年は少女の守りたかったものを、生涯をかけて貫き通して守りきりました。



やがて少年は笑顔のまま、少女の元へ飛び立ったとさ。