生命が羽ばたくとき

バリン、と窓が割る音に外にいた萌が叫んだ。



だけど、叫んだ理由はそれだけじゃない。



「咲!さきぃっ……!!」



窓ガラスと共に飛び出してきたのは、頭を打ち付けられ血を流している私。



それも生まれた姿のままで。



和希が私の名を叫びながら泣いている萌を抱きしめて。



よかった、3人とも元気で。



「警察ですっ!」



人生2度目の青い制服と人たち。



光輝を庇っていたその姿に、私はそっと息を吐いた。