生命が羽ばたくとき


「こ、こちらこそ、急に泣いてしまい申し訳ございませんでした……」



私が渡した休学届け、正式に受理され明日から私は休学だ。



校長室の大きな扉を閉め、外に置いておいた鞄を持ち下駄箱へと向かう。



やばい、私女優になれるかも。



なんて、自惚れちゃだめだよ。



靴を履き、ゆっくりと帰り道の風景を目に焼き付ける。



「あ、ここヒガンバナが咲いてる」



こんな小さな発見が、改めて秋だと感じてしまった。



「たっ……!」



「待っていたぞ、この時を」