生命が羽ばたくとき

意味を悟ったであろう和希は、私の肩に手を乗せて囁いた。



「光輝が誰かに貰われっぞ」



「やっぱりパーフェクトボーイでゴッドな和希にはバレちゃうんだね。でも、そんなの承知の上」



私は恋をする資格なんてない。



愛する資格なんて、ない。



光輝に“恋”を抱いている以上、私はその気持ちを手放さなきゃいけない。



この期間が、忘れるのに1番有利だからさ。



「萌と光輝を頼むよ。和希も身体を壊さないように、程々にね」



私は肩に乗っている和希の手を振り払い、自分の席に着いた。