Silbern wolf




「……大志。」


「ッ、なんすか?」



優真さんは、真顔になる。

そして、いい放つ。



「最後の総長命令だ。」


「……ッッ。…は、い。」



総長命令といわれれば、反論してはいけない。


優真さんはそういうのが嫌いで、過去に、数度しか使ったことがない。


それを今使ったということは、それほどその少年を見込んでいるということだろう。



「…俺やだ」


「命令な。」



はあ~と溜め息をついた彼は、俺らの方をすっとみた。


その目は、冷たい―――。



「立花流(タチバナ ナガレ)。……なんもしねぇから」



そう名乗った彼。


立花流は、今日から龍欄総長となった。