机の上にあるノートが





パラパラとめくれペンが






ひとりでに動き出す。







普通の人が見たら驚くだろう。






でも俺は初めて見た時もなんとも思わなかった。





いや・・・







なんとも思えなかった。







“梓沙が死んだ”







という事実があまりにも大きすぎたから・・・。






「おーい。」





「あ、ごめんごめん。」





梓沙の声で我に返った。