扉をすり抜けると、ドラマなどで見る水色の病院の服を着て、点滴をしている輝の姿があった。





「ひ・・・か・・・る?」




輝はこっちを見た。




「梓沙の声がする。」




いるのに伝えられない、紙もペンもない。





「気のせいだよな。俺のせいで梓沙は・・・。」





そんなことないよって言いたい。




何か書くもの・・・。




周りを見渡すと、輝の机の上にノートとペンがあった。






ノートを開いた。




輝は唖然としている。




ペンを持った。



「え・・・・。」



とってもびっくりしているみたい。