初恋は苦い!?甘い?!

「郁ー?夏休みだからって怠けないのよー。」





「起きてるよ。」








私は次の日なぜか、朝早くに目が覚めて、起きてた。


昨日嫌なことを思い出したからかな。






ピーンポーン






「郁ちょっと出て〜。」







ガチャ







「よっ!」








「陽花!どうしたの?」







「もう。今日は夏祭りでしょ?浴衣、来ていこうよ。想くんも来るみたいだよ?」








夏祭り…。
忘れてた。

浴衣かぁ。
あの時以来、見てすらないなあ。







「さ!着替えて準備するよ!」








陽花は案外強引なとこがある。
だけど、今は、それが救い。







「わぁ!郁ちゃんの浴衣かっわいい!!」







「え、そんなに?」






「うん!郁ちゃん可愛いから絶対似合う!」






浴衣に着替えて、メイクして、
陽花に髪の毛してもらって。



準備を終えたのは、午後三時。






「うん!ちょうどいい時間!今ね、麻耶くんちに想くんも来てるんだって。行こう?」






「あ、うん。」







陽花は私と想くんがもう付き合ってると思ってるのかな?

勘違いなのに…。