初恋は苦い!?甘い?!

「…おはよ。お母さん今日学校休む。想くんち行ってくる。」






「…どしたの。」








「…想くん、私のせいで傷ついた。麻耶の一緒に行くから大丈夫。」







「わかったよ、郁。」








そして、着替えてから、
麻耶の家に麻耶を迎に行った。









「…郁、昨日寝てないだろ?」







「…へ。」







「…目の下、クマできてる。」








私の目もとを指さして、少し笑う麻耶。
昨日は麻耶の笑顔なんて見れなかったから、少し安心した。






それから、想くんちに向かった。







ピンポーン







「入って。」








想くんの部屋は青を基調とした男の子の部屋って感じだった。







「…郁ちゃん、ごめんね。不安にさせて。」







想くんの顔は、殴られたような痣ができていた。







「…大丈夫なの?麻耶も…想くんも…」








「…大丈夫だよ。郁ちゃん泣かないで。」







「…じゃあ、昨日のこと話すな。」








そう言われて、麻耶の方を向く。








一昨日想くんと麻耶は、夜会っていたらしい。
その時に、大和と会った。




大和は、明日、つまり昨日話があるから公園に来い、と想くんと麻耶を呼び出した。




二人は公園に向かって、
話をしようとしたらしい。
だけど、大和は掛け合わなかった。





「…お前まさか、郁のことまだ…」







「ああそうだよ。だけど、アイツは俺に…」






「…怯えてんだよ。」







「…全部お前がいなきゃよかったんだよ。山岡想!」






そう言って想くんに殴りかかろうとしたのを、麻耶が阻止して殴られた。
そして、殴り合いになった。


大和は、多分まだ根に持ってる。





とのことだった。







「…ごめんね、私のせいで…」







「…郁のせいじゃねーだろ。」







「…郁ちゃん。僕は郁ちゃんを守るよ。」







「…私、大和が怖いよ…。ねぇ、麻耶、想くん…。」







「大丈夫。大丈夫だよ、郁ちゃん。」







「…郁、大和のとこ、行くか?」








一瞬その言葉に身体が反応する。
自分でも知らない内に身体が震える。






「怖いなら…」







「行く。…私が解決しなきゃ、いけない。」







私はただまっすぐ前だけを見据えていた。