初恋は苦い!?甘い?!

「おまたせ。」







「ううん、大丈夫だよ。」








「…じゃあ、話すね?」









それは私が中3の時だった。
偶然その時は、些細なことで麻耶と喧嘩して、仲をこじらせていた。



そんな時に、声をかけてくれたのが、大和


大和は優しくて、頼りになる存在だった。






そんな大和を信用しきってた私がいけなかったんだと思う。





「なぁ、郁。付き合わない?」







「…でも、私、大和のこと好きじゃな…」






……ファーストキスだった。
急なことで何が起こったか分かんなくて。







「…大和?」







「付き合ったら、好きになるかも、だろ?」






そう言って半分強制で、付き合わされた。
麻耶に相談しようにも、喧嘩中で。






「なぁ、郁。」







「や、やだ…!」






「…いいだろ?」






「…やめて、大和…!」






「…っち。」







大和は、いつも私の部屋に来ては、
性行為を求めてきた。

私は好きじゃない人とはできないって
断ってたのに、
強引にしようとしてきた。





結局未遂に終わったけど、
私には恐怖心しか残らなくて。

男の人で唯一大丈夫なのが、
いつも一緒にいた麻耶と健くん。
弟の忍とお父さん。

それ以外の人は怖くて、受け付けなくなった。