時計を見ると7時。
案の定人影はない。いつも騒がしい、西花学園だけど今日は私だけ。
少し寂しいなぁ…

校門の前で深呼吸をして、携帯を取り出し、蜜希にメールを打ち始めた。

『ぉはよー♪今西花学園にいるんだケド来れる?話聞きたいんだ!!』

送信ボタンを一息してゆっくり押した。

返信を来るのをジッと待った。携帯とにらめっこ。

来た!私は緊張を抱きながら受信ボックスを開いた。
『ぉはぁ♪昨日ゎごめん…ついカッとなっちゃって・・・。今行けるから☆待ってて★準備中デス♪』

今までの不安と緊張の気持ちで肩の力が一気に抜けた。

10分ぐらい待っていると、向こうから手を大きく振っている、ギャル系の子が走ってこちらに向かっているのが分かる。
私も笑顔で手を大きく振って返した。