「おッ♪お熱いお二人のご登場だ☆」

会場に着くともう既に、宴会の準備がしてあった。

人が大勢いるなか、私達を茶化す蜜希と來夢。

私と玲音は顔を見合わせ吹いてしまった。


「まあまあ♪席に座って☆もう少し始まるよん☆」


「はぁい☆」

私は蜜希に指定された場所に玲音と座った。



宴会はドンチャン騒ぎ。
みんな未成年なのに酒を飲み放題。
蜜希も飲んで酔いまくりだし…
私は烏龍茶を飲んでいた。もちろん玲音もお酒は飲まない。


「…ら、い…むぅ♪もう、うちを介抱してぇ☆」


蜜希は酔って我を忘れてるみたいで甘い声で來夢を誘っている。

「まったく…蜜希はぁ♪」
そう呆れ顔しつつも、來夢は優しく蜜希を抱くとどこか人気のない場所にいったようだった。

私はなぜか恥ずかしくなり玲音の方をチラ見した。


「姫音も酒癖悪そうだよな♪何か、酔ったらめっちゃ可愛いく俺に甘えてきそう…」


「っ…れ、玲音のばかぁ!!私、お酒なんか飲まないからぁ!!!」


私は玲音が変な事を言ったので玲音の肩を優しく叩いた。
二人は大爆笑をした。


♪〜♪〜♪〜

私のポケットで色鮮やかに光る私の携帯。


メールだ。ママかな?

私は玲音の様子を伺い、携帯を開いた。


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今日は遅くなり
そうなの?
早めに連絡
下さい。
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きっとママは心配してるんだ。
私は急いで返信をボタンを押した。


「あのさぁ!!今日、姫音はどうすんの?終電ので帰るのか?もし…よかったら俺んちに泊まって行かね?」
ナイスタイミングの玲音♪
「あぁ〜…どうしようか迷ってたんだぁ。マジ!?玲音んちが良いなら泊まりたいなッ♪」


「よしッ♪決まりだな。終わったら一緒に帰ろうな♪」

「ぅんッ♪♪」

私は大きく頷いた。そして返信を打った。


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心配掛けてごめん
今日わ玲音んちに
泊まります♪
明日、何時の電車
になるか連絡する
おやすみなさい。
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送信っと♪