「う〜んッ…!?何着てこっかな?めっちゃ迷うんですけどぉ!!!」


私は鏡の前で一人でファッションショーをしている。
簡単な服装にするか?

派手に姫系にしちゃうか?
落ち着いたお姉系?

頭を抱えて悩んだ結果、私は前デートの時着ようと大事にしまっといた落ち着いたピンクと白のワンピにした。

いつもより気合いを入れ、メイクをし髪を巻いた。


やばっ!!もうこんな時間!!
携帯の時計を見ると一時を回っていた。
玲音との待ち合わせは三時に駅。
もう電車に乗らないと間に合わない。

私は慌てて携帯を片手にバックを持ち、お母さんに声を掛け、駅に猛ダッシュした。




何とかセーフ!!!
私は座席に座り落ち着きを取り戻し鏡を見ていた。