「玲臣~.....」

ガバッ

ねだるような声を出しながら

二茅(ニカヤ)は玲臣(レオ)の背後から抱きつく。

玲臣は少し驚いたような顔をしてあからさまに嫌な顔をした。

「おい...ッ!暑いから止めろって!」

バタバタと腕を振りながら首に緩く巻き付けられた腕を拒絶。

しかし、なかなかほどけない。

「二茅..!!ほんとにやめ...ッ!どこさわってんだ!きもいぞッ!」

「..お前こそ、変な声出して....きもいぞ。」

落ち着いた様子で言葉を返す二茅にうっ、と言葉を詰まらせる。


私「嫌がっているように見えないぞ!好きなのか!?付き合ってんのか!?」


私は思った。