両想いって分かってから2週間。





あれから何もない。








今日はあたしの部屋。





「俺、考えたんだよ。どうやったら自然にできるかって。




今日、親いないし、自制効かなかったら……

ごめんな?」




そう言って、後頭部と腰に手を回す。





待ってました!

って言わんばかりの心臓の音。






「…チュッ………チュッ」



角度が変わるだけだから、苦しいっっ。



「んん…ンッ」


「…はぁ、エロい声だな。」




そう言って少しだけ離れる顔を見ながら、息を吸う。





「スゥ


『セロ…』

ンンッ…ヒャッィャ……ンァッ!」




桃色を舐められた後、

赤へ入ってくる赤。



意識がもうろうと……








いきなり、静かな、普通のキスになった。



「有那…


やっぱし止まんない…」