高校2年のあたし、有那。突然ですが大事なお知らせがあります。








あたし今、あたしの好きな人・幼馴染みの俊に好きって言われました!!





しかも俊の部屋で。








なにが?





なんてこと、思ってないぞ?







でも何この距離。



あたしは部屋の真ん中のテーブルの付属の椅子に座ってて、




俊は、ベッドの中でも私から一番遠い所。









まあ、好きって言われましたからね?



こんな距離はどうでもよくって…





「ほん…とう?」









あ、幼馴染みだからこその勘違いって、






そう言われるのが






怖くって、






声色おかしかったし、震えてたの、バレたかな?








しばらく沈黙が続く。






「2回言わせるために言ってるのか?」






言葉を、選んでる雰囲気出してたにしては…









冷たくない?







バサっ













俊の匂いがするお布団。



―――――――――それから、







言葉を交わしあったあと、抱き締められた。