電車に乗って最寄駅に着いたところで 幼なじみの渉に会った。 「梓水!どこ行ってたの?」 渉は駅前の本屋さんでバイトをしていて その帰りだそうだ。 「先輩と、、遊んでた。」 そう口を開いた瞬間、 渉の表情からは笑顔が消えいっきに 不機嫌な顔になった。 「また?例の先輩?」 「うん、まあ。」 幼なじみにはこの関係のことを すべて話していてだいたいの事を 彼は知っている。 もちろん賛成しているわけではないけれど。