月の花弁

野良魔とは、

まぁ、野良使い魔…ってとこだな。


たまにいるんだよな…

上に上がりそうな同格の奴いああいう嫌がらせするの。


「カナト様。

ありがとうございます。



ここ最近、二週間ほどでしょうか…

ずっと何も言えなかったので…」


「いや、気にするな。

でも、自分から言わないとああいう奴はなかなか辞めないからな。


野良魔にされたら、相当な屈辱だろうし、もう大丈夫だろ?

何かあったら言えよ?



…お前、名前は?」



「美しいの美に、早いの速で、みはや、美早と申します。」




「そうか。美早は男なのに、男か女か分からない名前だな。

女官に女童として召されたことはないか?」


「…あります。」

「そうか。やはりな。

まぁ、気にすることはない。綺麗な名前だな。



さて、ミンスに呼びたされているし、行くか、客間へ。」