月の花弁






「ユリ‼︎」

ほら来た。

「ただえさえ色々な所フラフラして居場所分かんないのに、敷地広いのに、
気配消さないでよね。
この辺来るまで分からなかったんだよ?

…それに、」

「カナト…一度にたくさん話すのやめてって前にも……」

カナトの言葉を遮る。

いつも通り骨組みに瞼を閉じて座ってた。

そして今……


…っ⁉︎




カナトの腕の中。

目なんかバッチリ開けて。