白いヒラヒラしたドレスはボロボロだし、 どうして城から出て、一人でいるのかも気になるし、 呪符のおかげでツルが体を固定してるのが取れたが、 ユリちゃんなら大丈夫だったはずだ。 ――――――こんな状況なのに、 ユリちゃんの初めてであろう吸血を カナトでも俺でもなく、 あんな見ず知らずのやつに奪われたこと、 追いかけっこをしていたことに気づいたとき、 瞬間移動したら それを防げたであろう、自分に イライラした。