それからというもの、俺はずっと小島の事を考えていた。

ーー休み時間
「おい、小島大丈夫なのか?」
と、男子が小島の友達に聞いている。

「なんでー?もしかしてあんた、綾の事好きなのー?」

すると、

「///」

「マジか!お前‼︎」

と、他の男子も騒ぎ出した。

『俺には関係ない』そう思っていても、さっきよりもモヤモヤが酷くなって、胸が締め付けられた。

本当、なんなんだよ!この感情は!

俺はこの時まだ知らなかった。
本当の好きの意味を。