｢雨宮さん、おはよう｣



にっこりとキラキラした笑顔で私に挨拶をしてくれたのは高 桜季(こう おうぎ)くん



彼は学年で１番かっいいと騒がれる王子様です。




高くんをちらっとみて本に視線を戻すと




｢おはようございます。｣




とだけ言った。




地味で目立たない私に他の人と態度を変えず優しく接してくれる高くんを好きになったのは隣の席になってすぐ




つまりに２年になってすぐです




クラス替えをして初めの席は名簿順。




私、雨宮 陽葵(あまみや ひまり)と

彼、高 桜季くんはまたまた横の席になりました。




暗い私は友達なんて出来てなくて





でも高くんだけはいつも私に笑顔で話しかけてくれました。





私のとってもとっても大好きな人です。