(なあ?って言われても…)
「…え、えとその…。ハハハ…。」


はい。とりあえず笑ってごましとこ!


「梅原はよく笑ってくれるなぁー。俺嬉しー!お前みたいな奴俺好きだわー!お前はいい奴だな!」


いや、別に笑ったくらいでいい人なんて…。大袈裟な…。しかも“好き”とか簡単に言えちゃうなんて、やっぱ大人なんだなぁ。まぁ先生だしね笑


周りの子たちも若干びっくりしてたけど、中2にでもなると冷やかしたりはしない。先生が生徒に言う“好き”と異性にいう“好き”の違いくらい分かってるから。


そんなことを考えているうちに


「まぁ自己紹介はこんくらいにしてさっそく授業始めたいと思います!」


ホワイトボードに字を書き始める先生。


「じゃあ、まず梅原さん!!」


「え?」


「“いつ?”を表す疑問詞はなんだかわかりますか?」


「when…?」


「完璧!よく覚えてたな。まだ習いたてだろ?」


「え?い、いえ…///」


あたしはリスニングはちんぷんかんぷんだが、筆記の文法や英文は得意なほうだった。