“好き”の意味〜先生とあたしの“好き”〜


あたしは声にできない精一杯の謝罪をした。


授業が終わるとなずなが話しかけてきた。


「空、あんたどうしたの?さっき。すっっごいボーっとしてたけど。」


ゔっ---


「なずなごめん!ちょっと考え事してて…。」


「ふーん。まぁ嫌いな教科とかは眠くなったり違うこと考えたくなるのはわからなくもないけどね。でも空にしては珍しいなって。」


「そう?」


「うん。空はいつも授業真剣に聞いてるからさ。あたしはわかんなかったら嫌になる。特に国語とか…。」


「なずな毎回国語の鳴海先生に起こされてるもんね笑笑」