「わかってるって!さすがにあれが女に見えるほど腐ってないから!」


「ははっ。なずなってやっぱ面白いよね!あはははっあははは…?」


気がつくと辺りは静かになっていて、またしてもあたしの笑い声だけが響いていた。


「あれ?梅原さん?まーた笑ってんの?
そんなに先生の話が面白かった?」



「え。…あ、えとその」
(怒られるっ⁈謝らなきゃ!)


「お前本当にいい奴だなぁ!気に入ったわ!」


「え?あ、ありがと…うございます?」


「あ!いけねっ。授業終わっちゃった!
みなさん今日の授業はここで終わりです。ちゃんと復習はしてきて!これからよろしくお願いします。」


そう言って先生は教室を後にした。


あたしは何が何だかよくわからないまま呆然としていた。