「なんだよ、人って男かよ」 と男たちはブツブツ言いながら去っていった 「成瀬くん、ありがとう」 とお礼をいうと 「怖い想いさせてごめんな」 と頭をよしよししてくれた 「瑠偉たちも待ってることだし早く行くか」 と言ってすっと私の手をとった 「え、な、なるせくん? 手が!手が!」 と成瀬くんの顔と繋がれた手を交互に見ながらいうと 「手繋いだんだけど、いやだった?」 と顔は捨てられた子猫のようだった