冷たい風に身震いしながらも、落ち着こうと目を閉じた。 アスちゃんの事、隼人との事、隼人の元カノの事……。 考えてみると、私の頭の中って悩み事でいっぱいだ。 どうやったらいいのかな…。 解決策の糸すら見えない。 そんな悩みの数々を振り切るように首を振った。 ……だめだめっ。 弱気になんてなっちゃダメだ。 スーっと大きく深呼吸すると、ヒンヤリした空気が入ってきて心地よかった。 ふと、部屋の端に気配を感じて振り返ると、いつの間にか アスちゃんがたっていた。