キャラメルに恋して







「あのさ……っ」



長い沈黙に堪えきれずに口を開いたのはこの私。



「修史さんが、送ってくれたの…。それでアスちゃんをよろしくって」




そこまで言った所で、アスちゃんの肩がピクリと動いたのがわかった。



「とにかく……、なんか食べよう?」




気付くと部屋の中はもう薄暗くなっていて


あれからどのくらいの時が流れたのかを示していた。





「なんにしよーかな?出前頼んじゃう?」



この部屋の雰囲気を変えようと、無理に明るくするもそれは空回りに終わってしまう。




こういう時…どうすればいいの?



どん底に落されたようなアスちゃんの顔を見てると、こっちまで悲しくなった。




そんな時、部屋の雰囲気をガラリと変えるほどの、明るい音が部屋に響いた。






――――――ピンポーン