キャラメルに恋して





「ふふっ、冗談だよ。恋愛系とアクション系どっちがいい?」



「雛の好きな方で」



「じゃぁ、恋愛系でも……いいかな?」



「おう、わかった」



むっふ~っ。


隼人と映画……、楽しみだぁ。



「ルンルンルン…」



そうこうしている内に、真っ白な建物…我が家が見えてきた。



いつも消えているはずの電気は、何故か今日に限ってついている。



「あれっ?アスちゃん帰ってるのかな…」



そう思った瞬間、家のドアが開いて人が出てきた。



そして、その人を見た瞬間………体が硬直した。





「修史……さん」