「は、ははは隼人!?」
突然の出来事に驚き、大きな声を出してしまった私。
急いで、背中に回っていた隼人の腕から脱出し、少し距離をとった。
なんだか思いっきりムードぶち壊したみたいです。
「ごちそーさま。」
隼人はといえば、ムカつくほどカッコイイ顔で、唇をペロリ………。
――――…きゅん
ヤバイって!かっこよすぎだって!
隼人があまりにもカッコイイものだから、すっかり真っ赤になってしまった。
赤いのを治そうと、赤くなった顔を手でパタパタと仰ぐが、効果はないみたい。
「雛顔真っ赤じゃん。」
意地悪な隼人。だけど、大好き。



