「あの「ひなっ!!」


意を決して、隼人に告白しようとしたのに、その声は隼人の声によってかき消された。



「な、なに?」



隼人は、さっきの私の声が聞こえなかったのか、言葉を続け始めた。



「俺さ……俺さ……。」



隼人は何故か何度も言葉に詰まっている。



その顔が、赤く見えるのは夕日のせいなのかな………。



「なに?」



「俺………。」