「はや、と」 静かな部屋でゆっくりと寄り添ってきた奈美。 奈美から甘い香水の香りがした。 いつも、俺の理性を崩してしまう魅惑の香り。 でも、今日は何にも思わない。むしろ吐き気がしそうなほどだ。 壊してしまいたい。この手で。 グチャグチャに。 俺にした事よりももっと酷い事を味あわせてやりたい………。