今日、告白したのは
あれだ。勢い(?)



奏美が男子と仲良さそうに話してるのが
たまらなく嫌で

気づいたら言っていた




そして俺は我に帰ったとき

ここが教室のど真ん中だということに気づいた。



「ちょっと!!こっちきて!?」

と奏美が俺の手を掴んで全速力で屋上に。





しばらくの沈黙

俺は数十秒の間

固まって動けなかった


…手、手だよ手!!!
心臓ばっくばく


きっと俺の顔やばいことになってそうだ




なんて思ってたら


奏美も気づいたのか顔を真っ赤にして

手を離した



ああ、かわいいな



奏美は気づいていないがモテているのだ。

美人だとか可愛いだとか。よく言われている



すると奏美が慌てて足をぐらつかせて

こけそうだった

咄嗟に出た手が奏美を支えた



心臓うるせえ…!!



「だ、大丈夫?」

だせえつっかえた。



「大丈夫!!!大丈夫ですありがとう!!」

と顔を赤らめていた。


これ以上は俺やばいと思い

支えていた手を離し



余裕そうに



「告白の返事いつでもいいから。」


と残し屋上をあとにした




その夜

俺は眠れなかった。

奏美のことしか考えていなかった。


「…かっこわりぃな」