やばいやばいやばい
これはやばい

女子の視線痛いよこのままだと
死んでしまう!!!


「ちょっと!!こっちきて!?」

私は彼の手を掴んで屋上へと駆け込んだ

バン!と扉を閉め

荒い息を静めた。



「「……………」」
ああ…この沈黙痛いなぁ(泣)


ふと彼、翔汰を見ると
顔を真っ赤にして何にかを見つめている

なんだろうと翔汰の目線の先に目をやる


「…!!ごめんなさい!!?」

そう、私は手を握ったままだったのだ




どうしよう恥ずかしすぎて死んでしまう!!









見事な慌てっぷりで足元をぐらつかせた私は
翔汰に支えてもらう形になった


あああ!!踏んだり蹴ったりです!!!


「だ、大丈夫?」

しばらく固まっていた私に一言。


「大丈夫!!!大丈夫ですありがとう!!」

そっと手が離れたとき

彼は笑顔で


「告白の返事いつでもいいから。」


と残し屋上をでていった



私はというと
完全に脱力していた


心臓はうるさいし

顔は暑いし



なんなんだろう…