大学に着いて友達と授業が始まるまで

はしゃいでいた。


.
.
.
.


「つかれたぁぁあ」

暑い。あの日もこのくらいの暑さで
こんな時間だった

ふと今までの幸せだった時間を思い出して


きづいたら泣いていた


風がふわっと吹いた

蝉が鳴いている




…既視感?



「………かな…み?」


と懐かしいけど聞きなれていた声が後ろから聞こえた。




私は怖くて振り向けなかった。


ほかの女の子と一緒だったらどうしよう。

なんて、今日で終わりとか言っていたくせして
全然諦められていなかった。


私は振り向かないで


「翔汰…?」


名前を呼んだんだ