ー…奏美が飛び出したとき

俺はとっさに庇った

突き飛ばしてしまったんだ。奏美を

無事だろうか。




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「ここ…は?」


目を覚ましたとき目の前には

涙を流している俺の母がいた。


「翔汰!!!!せ、先生呼んで!!!」

ぎゅっと俺を抱きしめて震えていた。

「母さん…?俺は大丈夫だよ。
奏美……は?」

母は落ち着きを取り戻して
一枚の手紙を俺に手渡した。


それを読んで俺は泣いた。
どうして。と