青い花のイヤリングと君が残した手紙

あれ奏美…?

妹と奏美の誕生日プレゼントを選びに来て

買った後、店から出ようとして

偶然奏美と目が合った

今にも泣きそうな奏美を見て

俺は気づけなかった。


どうした?と口パクで問いかけてみた

すると奏美は走ってどこかへ行ってしまった。

そしてやっと気づいたんだ

原因は俺だと


奏美に妹がいると言ったことはなかった

今日は用事があるから先に帰れと言った

誤解をしているのではないか。



俺は何も考えずに走り出した

「奏美…!!!」