元カレ。ー恋愛のカケヒキー

すると大晟はゆっくり微笑んだ。

周りの女の子みたいにやんわり断られるんだろうか。

それなら、ちゃんと断られた方が…


「ねぇ?」

大晟は私の手をそっと握る。

「波瑠は俺の言おうとしたこと、全部持ってちゃうんだね」

「…え?」

「つまり…」


大晟の整った顔がゆっくり近づく。
その時、私と大晟の影が重なった。


「こういうことだよ」


「えっ、えっ、え????」


私はパニック状態。


「え?わかんねーの?
手がかかるやつ。
俺も波瑠が好きだよ。付き合お。」


私の目からは大量の涙。


「た、大晟ぃぃぃ…」




本当に幸せだった。
幸せだったんだ。