好きって言ってんねん

大急ぎで保健室を覗くと案の定あいつはおらへんかった

あいつはバカだから…きっと俺と乙川が『そうゆう関係』やって勘違いするやろ…

ってか、しよったから逃げ出したんやと思う

あんな足でどこいくねん…ほんま心配かけよって

「西島…西島!!!どこいったん?」

あいつの名前を呼びながら2階の渡り廊下のほうに走る

ふと、渡り廊下から向かいの渡り廊下を見るとあいつがいた…

あいつは俺に気づいたらしくすぐ近くの空き教室に入りおった

俺は急いでそこに駆け込んだ