「……だから、ごめんなさい。まだ安川には謝ってないの。後で、謝りに行くわ」 榊原の落ちた目線の先を、俺は見つめた。 冷たい風が吹く。付き合う前に、悠季を泣かしたときも、こんな風が吹いてた。 ここは、悲しみがいっぱい詰まってる。