奏斗の家の前についてから、歩いて五分。

○×※神社についた。

『輝翔ー。浴衣のおねぇさんがいっぱいいるぞ。☆彡』

『またかよ。じゃ、俺違うとこ行ってくるから、ナンパ頑張って。』

いつも祭りに来ると、回る前に奏斗はナンパをする。
毎年の日程のように、成功率は50%かっこいいのに低いと思うだろう(笑)

『ちょ、やめてください。』

ん?何か聞きおぼえがある声だな。
声がする方へ行ってみた。え、川口とヤンキーっぽい集団だな。

『可愛いね。一緒に回ろう。』

『いやです。離してっ。』


はぁ、ヤンキーに絡むのはめんどくさいな
おー、水あめうってるー。

『やめてっ。』

なんだよ。限定10本。
どーしよ、もー。

『やめろよ。』

『お兄ちゃん、誰だよ?』

『あん?うるせぇよ。そいつ俺の連れだよ(怒)』


はやくして、水あめ泣泣泣。

『何だよ。彼氏持ちかよ。いこーぜ。』

早く行けよ。はいはい。ばいばいさよならー。

『ありがとう』

『大丈夫か?』

『う、、ん』

よかったなぁ。
て、水あめなくなってるー泣泣泣

『川口ー。水あめが無くなっ、、てなんで泣いてんだよ。』

『ごめんね(泣)ありがとう。魁田君あっ。』

ん?どーした?
誰かいんのかな?

『ありがとう、あきと。』

『お、おう。』

ドックドックドック

ん!?何だこれ。何か苦しい
心臓の動きが速くなってく。
どうしたんだ俺、急に。