鈴木くんの顔は落ち着くことなく、更に赤くなった。
「えっと、これは……どういう意味で」
ですよね!
ついつい、私まで赤くなる。
だから、コミュ力が欲しいんだよ!
優しくしてくれた人に優しく仕返してやることも出来ないんだから!
「その、落ち込まないでっていう願掛け、みたいな感じです」
「そうですか」
一旦撫でてしまった以上、後に引けない手は、未だに鈴木くんの頭の上だ。
どうしようも、こうしようも出来ない。
「あの、本は僕が描いたんです」
本当!?サインください!と、ねだれるような雰囲気じゃないこと位、私でも分かる。
黙って鈴木くんの言葉に耳を傾ける。
鈴木くんはポツリ、ポツリと話始めた。
「最初は見てるだけだったんです。でも、それじゃ満足出来なくなって、話したくなって。でも出来なくて」
もどかしそうに、胸を掴んだ。
「漫画の中の僕なら自由に話せたんです。タメ口も使えたし、触れることも出来た」
だから、と鈴木くんは私を見た。
「あんな漫画を作り出してしまったんです」
まるで、あの漫画がダメだという前提の元話しているみたいだ。
あと、あの中に現実では話したくても話せない相手を、描いたような口振りだ。
確かに今思えば、主人公は鈴木くんにそっくりだった。
忠実なまでに似ていた……けれど、自分を漫画に描いたからといって怒られない。
あ、まだいた。
主人公が見つめる先には、座敷わらしの少女が。
確か、あの子の名前はーー
「えっと、これは……どういう意味で」
ですよね!
ついつい、私まで赤くなる。
だから、コミュ力が欲しいんだよ!
優しくしてくれた人に優しく仕返してやることも出来ないんだから!
「その、落ち込まないでっていう願掛け、みたいな感じです」
「そうですか」
一旦撫でてしまった以上、後に引けない手は、未だに鈴木くんの頭の上だ。
どうしようも、こうしようも出来ない。
「あの、本は僕が描いたんです」
本当!?サインください!と、ねだれるような雰囲気じゃないこと位、私でも分かる。
黙って鈴木くんの言葉に耳を傾ける。
鈴木くんはポツリ、ポツリと話始めた。
「最初は見てるだけだったんです。でも、それじゃ満足出来なくなって、話したくなって。でも出来なくて」
もどかしそうに、胸を掴んだ。
「漫画の中の僕なら自由に話せたんです。タメ口も使えたし、触れることも出来た」
だから、と鈴木くんは私を見た。
「あんな漫画を作り出してしまったんです」
まるで、あの漫画がダメだという前提の元話しているみたいだ。
あと、あの中に現実では話したくても話せない相手を、描いたような口振りだ。
確かに今思えば、主人公は鈴木くんにそっくりだった。
忠実なまでに似ていた……けれど、自分を漫画に描いたからといって怒られない。
あ、まだいた。
主人公が見つめる先には、座敷わらしの少女が。
確か、あの子の名前はーー

