オタクな私にリア充の兄が出来た件wwww

耳まで真っ赤にして、私を撫でていた手で顔を隠した。


うわ、図星なんだ。

男なのにあんなに照れて、バカみたい。


……と、いつもの私なら笑えたはずだ。

けど、ケントの照れが私にまで移ってしまった。


「……あっそ」


分かる。

今の私はケントの事をバカに出来ない位赤い。

お互いに、互いを見れなくてそっぽを向いている姿は滑稽だと分かってる。

けども止められない。


きっと、変な病気にかかったんだ。


「私、落ち込んでないし」

正直に、慰めてくれて嬉しい。

なんて言えてたら、非リアを真っ当に生きてない。

強がりで嘘つきな私の一面が大嫌いなのに、直せない。


「…………あっそ。なら良い」

な、ん、だ、よ!!

私がトゲで攻撃したら槍で仕返しするケントのスタンスはどこへ消えたんだ!?

何ですんなり受け入れたんだ!?

これじゃあ、私がただ悪いヤツで終わりじゃん!!


帰ろうとするケントを引き止めなくちゃ、ダメな気がして咄嗟に服の裾を掴んだ。


「何だ?」

今だ、私!!

落ち込んでないよ、ありがとう!!って言うんだ!!


「私、風呂の場所知らないんだけど、紹介してくれないのか?」


「ああ、部屋を出て向かって左に直進すればある」

私は馬鹿である。

素直に言えない、ド阿呆である。