「もう、治りましたかr「さっさと出ていってくれねー。視聴覚室の鍵を閉めるのは俺だから」
ケントは、私の言葉に被せてくるのが趣味なのか?
しかも、猫被りする必要のある同級生がいなくなったからって、本性を出しやがって。
バレたら私まで火の粉が飛んでくるんだからな。
「……はいはい」
鈴木くんは、日頃温厚なケントの口調の変わりようについていけず、驚いた表情をしている。
そうか。普通はこんな反応だろうな。
「行きますか、鈴木くん」
荷物を持つと、唖然としている鈴木くんの背中を押して視聴覚室を出た。
「星野さんは、委員長に驚かないんですか?」
後ろのケントに聞こえないようにか、鈴木くんは耳打ちをしてくる。
驚くもなにも、初対面の時から胡散臭い奴だと思っていたから、本性を見せられた時は「やっぱり」って感じだった。
ネクラな性格のお陰で、常に物事を斜めに見て、疑ってしまうからだ。
鈴木くんは人が良いから、疑いもしないし素直に受け止めるからこそ、驚くんだ。
つくづく自分が嫌になる。
「基本的に、人に興味がありませんから」
「ぼ、僕もですか……?」
「鈴木くんは別です。分からないですけど、興味があります」
「……そうですか」
鈴木くんは再度顔を赤くして、そっぽを向いた。
人が良いのは分かるけど、動作がいちいちよく分からない人だ。
「星野さん。今日、部活行きますか?」
「書きかけなので……行きたいです」
「僕も同じです。行きますか」
「あっ。今日は資料を持ってきたんでした……すいません。教室に取りに帰るので先に行っててください」
「分かりました。気をつけてくださいね」
鈴木くんはふにゃっと笑うと、そのまま部室に入っていった。
画材は部室にあるからどうにかなるが、不得意な背景の資料は欠かせられない。
ケントは、私の言葉に被せてくるのが趣味なのか?
しかも、猫被りする必要のある同級生がいなくなったからって、本性を出しやがって。
バレたら私まで火の粉が飛んでくるんだからな。
「……はいはい」
鈴木くんは、日頃温厚なケントの口調の変わりようについていけず、驚いた表情をしている。
そうか。普通はこんな反応だろうな。
「行きますか、鈴木くん」
荷物を持つと、唖然としている鈴木くんの背中を押して視聴覚室を出た。
「星野さんは、委員長に驚かないんですか?」
後ろのケントに聞こえないようにか、鈴木くんは耳打ちをしてくる。
驚くもなにも、初対面の時から胡散臭い奴だと思っていたから、本性を見せられた時は「やっぱり」って感じだった。
ネクラな性格のお陰で、常に物事を斜めに見て、疑ってしまうからだ。
鈴木くんは人が良いから、疑いもしないし素直に受け止めるからこそ、驚くんだ。
つくづく自分が嫌になる。
「基本的に、人に興味がありませんから」
「ぼ、僕もですか……?」
「鈴木くんは別です。分からないですけど、興味があります」
「……そうですか」
鈴木くんは再度顔を赤くして、そっぽを向いた。
人が良いのは分かるけど、動作がいちいちよく分からない人だ。
「星野さん。今日、部活行きますか?」
「書きかけなので……行きたいです」
「僕も同じです。行きますか」
「あっ。今日は資料を持ってきたんでした……すいません。教室に取りに帰るので先に行っててください」
「分かりました。気をつけてくださいね」
鈴木くんはふにゃっと笑うと、そのまま部室に入っていった。
画材は部室にあるからどうにかなるが、不得意な背景の資料は欠かせられない。

