オタクな私にリア充の兄が出来た件wwww

チュンチュンと朝をつげる雀の声がこんなにも澄んでるなんて知らなかった。

朝、布団から出るのが楽しみだなんて知らなかった。

絶交している同居人の顔を見ても笑顔が漏れるなんて知らなかった。


「いってきまーっす!!」


登校するのが、こんなにも嬉しいなんて知らなかった。

鞄を背負って家を飛び出すと、大きく跳ねた。


ホップステップジャンピング。


コミュ障でも、チキン野郎でも出来るんです。

幸せで、楽しくて、嬉しくて、今にも空を飛んでしまいそうだ。


何故か、と考えたら一つの答えが出てくる。

アリスの所属する部活に、正式に入部したのだ。


学校祭を堂々とサボる名目は出来たし、それに趣味を理解してくれる人だって。

おまけに画材が揃っているから、色んな色塗りを楽しめてもう最高。


こんな毎日が続けば良いのに。

ずっと、ずーっと……!




なーんて私の思いはその日の内に打ち砕かれてしまうのだった。

「今日の放課後は文化委員会があるから、視聴覚室に集まるように」

先生、そりゃないですよ。

先生が勝手に私を文化委員にしたんですから、責任もって委員会に行かないで良い権利をください。


部員二週目にして、私に訪れた平穏は崩れていくのだった。