だって、私だけ対応が違うのだから。
仲良くなりたいと思っていたのは私だけで、一方的な思いは無駄に鈴木くんから嫌われる結果になった。
コミュ障のクセに変に頑張るからだ。
……ああ、死にたい。
「……え?僕が、星野さんを?」
一方、鈴木くんは唖然とした声を出した。
身長はそこそこ高いので、頭上から言葉をかけられる事はなくて、少しむず痒い。
そう言えば、私の頭が鈴木くんの胸程度の高さってことは鈴木くんは結構背が高いのかもしれない。
「だって、鈴木くんは私にだけ対応が悪いです」
今の私は、何で私には優しくしてくれないの?愛情が欲しいの、と駄々をこねている子供みたいだ。
恥ずかしい。そんなんじゃない。
でも、鈴木くんと友達になりたいんだ。
「えっ、あっ、それは……その、事情がありまして。やっ、でも僕は星野さんを嫌いだと思ったことは、一度もありませんから」
振り返って、鈴木くんの顔を見上げると、トマトの様に赤かった。
「……ありがとうございます」
「えっ、や。こちらこそ……」
よく分からないまま互いに深々と礼をする。
何故かとても嬉しくて、目を合わせるのは恥ずかしかった。
「じゃあ、これ。離してもらえますか?」
と、ずっと握られていた右手を指差すと、ようやく気付いたのか慌てて手を離した。
ただでさえ赤い顔に更に赤みが増す。
赤面症なのか高血圧なのか、どちらにしろ異常な程赤い。
「あっ、すっすいません。ごめんなさい。僕みたいな人間が星野さんに触ってしまって」
「謝られる程じゃないんですけど……あ」
そういえば、言いたいことがあったんだ。
朝からずっと鈴木くんと話す機会を伺っていたんだから。
「似顔絵、ありがとうございました」
自身の手をぐーぱー開閉する鈴木くんの動きが制止した。
「えっ、と。似顔絵って、昨日のですか?」
「昨日のです」
「昨日も、ありがとうって仰有ってましたよね」
「言いました」
すると、鈴木くんは分からないなぁと首を傾げた。
私には鈴木くんの方が分からない。
嫌いなのかと思ったら似顔絵くれるし、嫌いじゃないと言うし、急に赤くなる。
仲良くなりたいと思っていたのは私だけで、一方的な思いは無駄に鈴木くんから嫌われる結果になった。
コミュ障のクセに変に頑張るからだ。
……ああ、死にたい。
「……え?僕が、星野さんを?」
一方、鈴木くんは唖然とした声を出した。
身長はそこそこ高いので、頭上から言葉をかけられる事はなくて、少しむず痒い。
そう言えば、私の頭が鈴木くんの胸程度の高さってことは鈴木くんは結構背が高いのかもしれない。
「だって、鈴木くんは私にだけ対応が悪いです」
今の私は、何で私には優しくしてくれないの?愛情が欲しいの、と駄々をこねている子供みたいだ。
恥ずかしい。そんなんじゃない。
でも、鈴木くんと友達になりたいんだ。
「えっ、あっ、それは……その、事情がありまして。やっ、でも僕は星野さんを嫌いだと思ったことは、一度もありませんから」
振り返って、鈴木くんの顔を見上げると、トマトの様に赤かった。
「……ありがとうございます」
「えっ、や。こちらこそ……」
よく分からないまま互いに深々と礼をする。
何故かとても嬉しくて、目を合わせるのは恥ずかしかった。
「じゃあ、これ。離してもらえますか?」
と、ずっと握られていた右手を指差すと、ようやく気付いたのか慌てて手を離した。
ただでさえ赤い顔に更に赤みが増す。
赤面症なのか高血圧なのか、どちらにしろ異常な程赤い。
「あっ、すっすいません。ごめんなさい。僕みたいな人間が星野さんに触ってしまって」
「謝られる程じゃないんですけど……あ」
そういえば、言いたいことがあったんだ。
朝からずっと鈴木くんと話す機会を伺っていたんだから。
「似顔絵、ありがとうございました」
自身の手をぐーぱー開閉する鈴木くんの動きが制止した。
「えっ、と。似顔絵って、昨日のですか?」
「昨日のです」
「昨日も、ありがとうって仰有ってましたよね」
「言いました」
すると、鈴木くんは分からないなぁと首を傾げた。
私には鈴木くんの方が分からない。
嫌いなのかと思ったら似顔絵くれるし、嫌いじゃないと言うし、急に赤くなる。

