小さい頃から絵を描くのが好きで、気が付いた時には同人誌を作っていた。
誰に見せる訳でもない自己満足だけど、好きなカプの本を作っては、本棚に入れていた。
中学三年の夏休み。
アリスが家に来た時、偶々しまい忘れていて、それらの同人誌を見られてしまった事があった。
人生が終わる音が聞こえた。
だって、その時はまだアリスの事を普通の子だと思っていたから、唯一の友人が離れていくと思ったのだ。
しかし、アリスもまた別系統のオタクとカミングアウトされたことで、より私達の仲は深まった。
同人誌を売ろうと言い出したのは、アリスだった。
私の絵を気に入ってくれたみたいで、どうしても皆に見てほしい!とゴリ押しされたら、嫌でも頷いてしまった。
中学三年の冬休み、初めての同人イベントに参加した。
いわゆる、同人誌やらポストカードやらを売り買いするヤツですな。
しかも、売り手の方で、だ。
アリスのコスプレ売り子のお陰で、私の同人誌は瞬く間に売れていった。
嬉しかった。
買ってくれた皆様に、全力で土下座したかった。
けれども、私はアリスの後ろで毛布を被って一連の流れを見ていた。
周囲には変な目で見られていただろう。
でも、突然大勢の人の集団に囲まれたら、失神してしまうから、毛布で隠れてなければならなかった。
基本的に他人と関わりたくないからね。
見たくも、話したくも、笑い合いたくもない。
だから、私はずっと非活動型オタクのままだ。
「どうしたの、ルルったら。変に黙り込んじゃって」
っと。考え事ばかりしていたら、いつの間にか部室に到着していたみたいだ。
いけない、いけない。
今日はアリスの大好きな先輩に会えるんだから、シャキッとしないと。
誰に見せる訳でもない自己満足だけど、好きなカプの本を作っては、本棚に入れていた。
中学三年の夏休み。
アリスが家に来た時、偶々しまい忘れていて、それらの同人誌を見られてしまった事があった。
人生が終わる音が聞こえた。
だって、その時はまだアリスの事を普通の子だと思っていたから、唯一の友人が離れていくと思ったのだ。
しかし、アリスもまた別系統のオタクとカミングアウトされたことで、より私達の仲は深まった。
同人誌を売ろうと言い出したのは、アリスだった。
私の絵を気に入ってくれたみたいで、どうしても皆に見てほしい!とゴリ押しされたら、嫌でも頷いてしまった。
中学三年の冬休み、初めての同人イベントに参加した。
いわゆる、同人誌やらポストカードやらを売り買いするヤツですな。
しかも、売り手の方で、だ。
アリスのコスプレ売り子のお陰で、私の同人誌は瞬く間に売れていった。
嬉しかった。
買ってくれた皆様に、全力で土下座したかった。
けれども、私はアリスの後ろで毛布を被って一連の流れを見ていた。
周囲には変な目で見られていただろう。
でも、突然大勢の人の集団に囲まれたら、失神してしまうから、毛布で隠れてなければならなかった。
基本的に他人と関わりたくないからね。
見たくも、話したくも、笑い合いたくもない。
だから、私はずっと非活動型オタクのままだ。
「どうしたの、ルルったら。変に黙り込んじゃって」
っと。考え事ばかりしていたら、いつの間にか部室に到着していたみたいだ。
いけない、いけない。
今日はアリスの大好きな先輩に会えるんだから、シャキッとしないと。

