息が、止まるかと、思った。
そこにいたのは私のだいっ好きな、ユウヒ様がいたのだから。
コスプレ?いやいや、違う。
本当に、あの画面から出てきてしまったんだ。
髪の毛は漆黒で、きちんとオッドアイまで再現されている。
それに国家の紋章を彫った耳飾りや、ヒューリット国の王族衣装まで完璧再現されていて……もう、もうっ!
「しゃ、写真撮っても良いですか!!?」
「喜んで」
かはっ。
もう、声まで似てるとか反則だ。
このお方はユウヒ様になる為に生まれてきたんだ。
いや、このお方はユウヒ様だから。
「あっ、アリス。撮って撮って!」
「はいはい」
携帯を渡して、ユウヒ様の横に滑り込んだ。
ぐうっ……お花の良い匂いがするぅう!
「はいっ、チーズ」
パシャリ。
貴重な写真撮影会はホンの一瞬で終わってしまった。
ありがとうございました、と離れてしまうのが名残惜しい。
改めて近くで見ても、ユウヒ様はユウヒ様だ。
美しい目鼻立ちはきっとメイクを取っても、変わらないのだろう。
ところで、この人は全体的に中性だけど実際のところどっちなの?
「あー、色々想像してるかもしれないけど、ボク。女だから」
ユウヒ様改めて彼女は照れ臭そうに頭を掻いた。
ボクっ子ですかい!!
もう、キャラが崩壊する位感動的なんだけど!!
「尚更嬉しいです」
ガッチリ手を掴んで、上下に振った。
「え、もしかしてこの子ってソッチ系?」
「いっ、いやー。そんな事はないと思うけど……一応幼馴染みやってきたけど、知らないよ?」
軽く引き気味の様子の彼女は、驚いた顔でアリスに助けを求めている。
ああっ、ごめんなさい。
男子だったら緊張して話せなくなるから女の子で良かったって意味で、変な意味はないから……
「ちっ、違う。女の子だったら仲良くなれるなーって、嬉しくって」
ふうん、と彼女は笑った。
どうやら誤解は解けたみたいだ。
「あ。そうそう、座敷わらしみたいなこの子は星野ルル。部活の見学に来たの」
忘れてた。と、アリスは彼女に向かって言う。
「へー、可愛い名前。ボクはヨシノだから。好きに呼んで」
ヨシノさん、ヨシノちゃん、ヨシノくん。
彼女のコスプレから見てしまうと、どうしても君が似合ってしまうけど、さんと呼ぼう。
女の子だしね。
「鈴木くんと、ルルと私は同じクラスなんだよね」
へー、そうなんだ。と、返すヨシノさんの言葉が急に遠くに聞こえた。
わ、忘れてた……後ろには鈴木くんがいたんだ。
素のテンションで叫んでしまったけど、一連の奇行は全て見られていた。
仲良くなりたいと思ったのに、怒らせて、しまいには気持ち悪い姿まで見せてしまった。
うっ、死にたい。
そこにいたのは私のだいっ好きな、ユウヒ様がいたのだから。
コスプレ?いやいや、違う。
本当に、あの画面から出てきてしまったんだ。
髪の毛は漆黒で、きちんとオッドアイまで再現されている。
それに国家の紋章を彫った耳飾りや、ヒューリット国の王族衣装まで完璧再現されていて……もう、もうっ!
「しゃ、写真撮っても良いですか!!?」
「喜んで」
かはっ。
もう、声まで似てるとか反則だ。
このお方はユウヒ様になる為に生まれてきたんだ。
いや、このお方はユウヒ様だから。
「あっ、アリス。撮って撮って!」
「はいはい」
携帯を渡して、ユウヒ様の横に滑り込んだ。
ぐうっ……お花の良い匂いがするぅう!
「はいっ、チーズ」
パシャリ。
貴重な写真撮影会はホンの一瞬で終わってしまった。
ありがとうございました、と離れてしまうのが名残惜しい。
改めて近くで見ても、ユウヒ様はユウヒ様だ。
美しい目鼻立ちはきっとメイクを取っても、変わらないのだろう。
ところで、この人は全体的に中性だけど実際のところどっちなの?
「あー、色々想像してるかもしれないけど、ボク。女だから」
ユウヒ様改めて彼女は照れ臭そうに頭を掻いた。
ボクっ子ですかい!!
もう、キャラが崩壊する位感動的なんだけど!!
「尚更嬉しいです」
ガッチリ手を掴んで、上下に振った。
「え、もしかしてこの子ってソッチ系?」
「いっ、いやー。そんな事はないと思うけど……一応幼馴染みやってきたけど、知らないよ?」
軽く引き気味の様子の彼女は、驚いた顔でアリスに助けを求めている。
ああっ、ごめんなさい。
男子だったら緊張して話せなくなるから女の子で良かったって意味で、変な意味はないから……
「ちっ、違う。女の子だったら仲良くなれるなーって、嬉しくって」
ふうん、と彼女は笑った。
どうやら誤解は解けたみたいだ。
「あ。そうそう、座敷わらしみたいなこの子は星野ルル。部活の見学に来たの」
忘れてた。と、アリスは彼女に向かって言う。
「へー、可愛い名前。ボクはヨシノだから。好きに呼んで」
ヨシノさん、ヨシノちゃん、ヨシノくん。
彼女のコスプレから見てしまうと、どうしても君が似合ってしまうけど、さんと呼ぼう。
女の子だしね。
「鈴木くんと、ルルと私は同じクラスなんだよね」
へー、そうなんだ。と、返すヨシノさんの言葉が急に遠くに聞こえた。
わ、忘れてた……後ろには鈴木くんがいたんだ。
素のテンションで叫んでしまったけど、一連の奇行は全て見られていた。
仲良くなりたいと思ったのに、怒らせて、しまいには気持ち悪い姿まで見せてしまった。
うっ、死にたい。

